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さん (8w4r07ce)2023/12/19 22:13 (No.86313)削除
信ほのとカップリング成立が前提のほのちゃん(若干雰囲気注意!)
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さん (8w4r07ce)2023/12/19 22:08 (No.86312)削除
推し絵師にインスパイアされて描いたやーつ
相棒との対話を通じて、少しずつ"乾ほのか"を取り戻せていたらいいね
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さん (8w4r07ce)2023/11/16 20:08 (No.80278)削除
さん (8w4r07ce)2023/12/16 20:12削除
愛の話(アナログ)
(1/2)
(2/2)
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さん (8w4r07ce)2023/12/13 22:01 (No.85031)削除
周宅で最もギャップの大きい二人 ⚠流血表現注意
紅ヶ丘高生のふたり
妖魔を退治するふたり
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さん (8wt5wxlr)2023/12/12 01:02 (No.84748)削除
エア新刊の表紙絵

信ほの【相棒以上、恋人未満。】
秀星【けんかするほど仲が…?】
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月輪さん (8wfmqqyc)2023/12/11 01:43 (No.84557)削除
風邪引いた時の信君って多分こんな感じ
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さん (8w4r07ce)2023/12/9 21:58 (No.84343)削除
移動時間の暇潰したち(行きと帰りで絵柄が違うのはご愛嬌)

月輪さん宅の大越信くん、梵茜ちゃん、坂虎巡輝くん
南海さん宅の時雨ハルちゃん、紫暗刈絃くん、倉敷航くん

をお借りいたしました!!
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月輪さん (8wfmqqyc)2023/12/7 18:51 (No.83994)削除
【 大越 信の過去 】
………………、( 横たわっている。 曇天の空の下。 鈍い痛みを走らせながら少しずつ意識が遠のいていく。周りの音も聞こえなくなっていく。体が楽になっていく…、まるで3徹した後の就寝の時の凄く体が楽になっていく感覚。この感覚は…これで何回目だったかな…、 )

( 家族が嫌いだ。 父母その親族もひっくるめて俺は嫌いだった。 俺の両親は所謂「できちゃった婚」に入る人物達。 当時父母両方共浮気していてその流れで俺は産まれちまった。 家庭環境は複雑でごっちゃごちゃになっていく。俺が産まれたことによってその家の雰囲気は最悪になる。 とどめは耳にたこが出来るほど聞いた「お前なんか産まれて来なければ」だった。 親族達は流石にそういう事を言う事もなく基本は父母どちらも責めていたけど俺も言いようには見られていなかった。 小さな頃から自分がどうやって死ぬかを考える期間もあったくらいだこうやって死ねば誰にも迷惑が掛からねぇと小さな子供の頭をフル回転させて作戦を練って…自らの命を絶つその前に計画は失敗する。 誰からも邪魔された訳ではない、 死ぬのが怖くて出来なかった…。 中学の時に組んだチームのメンバー達は大好きだ。 この世で生きている全員から裏切られ続けてきた人生を変えてくれたのはあのチームがあったからだ。 みんな自分と似たような境遇を持っていてそのチームの創設者であって総長をしていた同い年の男の子は「ここがお前らの居場所だ。」 そう言って俺に居場所をくれた。 特に好きなのは同じ隊のメンバー4人と隊長だったり メンバー4人はバカなやつ多いけど俺の事いつも笑わせてくれて、俺の話も楽しそうに聞いてくれてて大親友みたいになってた。 隊長はただひたすらにかっこよかった。 俺より身長小さくてどっちかといえば可愛いタイプの男なのに俺が危険な目にあった時は必ず助けに来てくれた。 「信は俺の宝物だから。」いつもそう笑って言ってから俺よりも何倍も強い相手に立ち向かって守り抜いてくれていた。 相手に向き合っていた時の背中は超かっこよかった。 俺の憧れの人は、その隊長だったんだ。 )

( そのチームのメンバーの敵に回った他のみんなは大嫌いだ。 俺らの唯一居場所を…、 あいつらが壊しかけたから。 変な理由付けて…、俺達は完全に他の誰も信頼できなくなって…、 大きな戦いの中で沢山のメンバーが負傷。 中には命を落とした奴もいる。 1番最初に死ぬ前のあの感覚を味わったのはその時だった。 俺もあいつらと一緒に死ぬつもりだったのに…、何故か目を覚ましてしまうんだ。 相変わらず続く鈍い痛み。 動かしづらい体を動かしてあいつらの元に帰る。 最初の時は奇跡が起きたと少し喜べたけどそれが何回もあるといつしかこんな事を思ってしまうんだ。 「 なんで生きてんだよ」って…。 それもいつしか「自分にはまだやるべき事があるから死なせてくれねーんじゃねーのか。」と自分なりの勝手な答えを見つけて俺がやるべきことを探していった。 そのチームを1度解散させ、それぞれが成長してもう一度このチームに戻ってくると誓ってみんなとバラバラになったんだ。)

( 妖魔と初めてあったのはチーム解散前日の事。 俺らの居場所を探りたまたまそいつらに見つかった俺は応戦しつつもどちらかといえば逃げていた。 そんな時に俺を襲ったそいつらに向かって妖魔が飛び掛かった。 そこからはあまり覚えていない。 聞いたら駄目な気がするような音と断末魔。 それが消えた頃。妖魔は俺をターゲットにしていた。 あの時は確か…、同じ隊のメンバーが助けに来てくれていた。 一緒に戦ったけどかなり苦戦して、どうにか押し切っていった。 とりあえず急いで逃げていく二人。 その中で自分のやりたい事を、やるべき事を見つけ出したんだ。 だから自分は…、紅ヶ丘学園に入学をした。 自分が存在する事を許してもらえるようにする為には、直接的でも間接的でもいいから妖魔からあいつらを守り抜く事だった。 もっと強くなりたかった。そうすればあいつらを守れたかもしれない。 敵を倒せたかもしれない。 ここに存在する意味を作りたかった。 だから自分は何度も何度も戦った。 一人でずっと……、)

………いっでぇ……、………あ"ー……… やっぱり……目ェ覚ましちまうんだな俺……、( 意識が戻ってくる。 いつもこうだ。 小さくため息を付きながらゆったりと立ち上がる。 )………そうかよ…、 まだやるべき事があんだな……。 ( そう言いながらふらつきつつも歩いていく。 鉄パイプを引きずる。 誰よりも強くならないと誰かを守れない。 誰かを守れる奴は存在を許される奴。 もっと力が欲しい…、 もっと強くなりたい。 あのチームのみんなを守れるように、 大越 信という男がこの世界に存在している事を許してもらう為に…、)やられっぱなしはもう勘弁だぜ……、( そうため息と共に1つそう口にしてその場を立ち去るのだ。 )
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さん (8w4r07ce)2023/11/20 21:06 (No.81031)削除
現時点での周宅キャラクタにあれこれ聞いてみたよ!
さん (8w4r07ce)2023/12/3 18:54削除
紅ヶ丘生徒についてさらに詳しく…
テンプレート素材お借りいたしました
高峰
嶬峨
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さん (8w4r07ce)2023/12/2 19:47 (No.83210)削除
【Will】⚠グロ/鬱/救いがない 為、閲覧注意


乾ほのかが"誰かをこの手で護りたい"と志したのは、まだ十代にも満たぬ幼子の頃だった。


幼い頃から、彼女は人々を照らす太陽だった。一点の陰りもない人懐っこい笑顔を浮かべ、誰に対しても積極的で前向きに関わっていく。
困っている人がいたら自分のことなど気にせず飛び出していき、相手に何かお礼をと言われれば『自分が助けたかっただけだから気にしなくていい』と返すようなお人好しだ(流石に迷惑だと言われたら反省するけれど)。
そして何よりも彼女は、人の笑顔を愛し何よりも幸せを願っている。例えそれが非現実的で叶う事のない願いであったとしても、彼女は真剣に争いが無くなるようにと、誰ひとり悲しまない世界になってほしいと願うような、海よりも深い人類愛の持ち主。乾ほのかとはそんな人物であった。

そんな彼女が誰かを護る職業に就こう、この手で人の笑顔を護ろうと決意したのは中学二年の半ば。
理由は大したことのない単純なものだった。ただ、本当に人の笑顔が好きだから。人が楽しげに過ごしている様子が好きだから。人が幸せだと感じている姿が好きだから。けれどその道のりは険しく、好きだけを原動力に実現できる夢ではない。誰かが笑顔になる裏で悲しむ人もいる。それも全て理解した上で、彼女は自身が望む夢へと進むことを決意したのだ。自分の手で誰かが笑顔になるのなら、悲しむ人が減るのなら、幸せを護ることができるなら。それは自分にとっての本望なのだから。

そして来たる、運命の分岐点。中学三年生の某日。
その日は雲一つない快晴で、皆が待ちに待った遠足当日。母校のある東京を出てやってきたのは、海の生き物と触れ合えるシーパラダイス。ほとんど全員が初めてやってくる場所であったから、行きのバスに乗る時から大興奮だったことは必然で。
それは彼女も例外ではなく、誰よりもこの日を待ちわびていた!なんてくらいに楽しみな顔をしていたものだ。それを友人にいじられながら自分もけらけらと笑い、目的地へと到着する。
集団で説明を聞いた後、教師の走るななんて忠告を無視して、彼女は仲の良い友人と大好きな親友を誘い、すぐさま駆け出して行った。それからはイルカショーを見たり、トンネル状になった水槽を泳ぐ魚たちを眺めたり、ペンギンと触れ合ってみたりと楽しい時間を過ごした。
——おやつ時になり、クラスメイト全員がいったん広場に戻ってみんなで卓を囲んで何にしようかと話している時、それは起こった。高くひきつった悲鳴が響き渡った直後、悲鳴が聞こえた方角から、口元をべっちょりと血液で彩った巨体の妖魔が現れたのだ。

一瞬でその場は騒然とし、楽しかった空気は一転する。悲鳴を上げる人、逃げ惑う人、恐怖でその場で固まる人。様々な様子を見せる人間に、心を持たぬ妖魔は一切の容赦をしなかった。巨体に見合う速度ではあったが、正常な判断を失った人間に迫るには十分すぎた。妖魔は人々に襲いかかり、巨体に見合う力で爪を立て、大口で噛みちぎり、大きな四肢で薙ぎ払う。次々に身体から命を象徴する液体を流し、紅い水面を広げていく人だったもの。友人と親友は今の状況に恐怖し動転して動けなくなっていた。彼女も体が激しく震え、間近にまで死の恐怖が迫っていた。
けれど彼女は、ちっぽけな勇気を奮い立てて立ち上がった。自分の背後に全員を隠すようにしながら逃げるように伝えて、すぐそばにあった登り旗の柄を持ってはみんなを護る為に妖魔に立ち向かった。——けれども、戦闘訓練も受けたことのない、今まで戦闘と無縁だった非力な少女に何ができるのだろうか。答えは言わずもがな、何もできない。彼女の攻撃は妖魔に対して有効打になることは無く、妖魔からすればちょっと痒い程度にしかならなかっただろう。反して華奢な体には妖魔の攻撃によって鮮やかな傷が咲いていき、何度も体が吹き飛ばされる。それでも何度も立ち上がった。みんなを護りたかったから。
だがここで予想だにしないことが起こる。急に妖魔はターゲットを変えたのだ。向かった先は——友人と親友の元。それを判断できなかったのが一番の過ちだったのかもしれない。彼女の抵抗も虚しく、薙ぎ払いによって吹き飛ばされて近くの壁へとぶつかってしまった。さっきの薙ぎ払いで彼女の右頬は深く斬りつけられて、ぱっくりと割れていた。様々な痛みが混ざり合う中必死に立ち上がろうとした瞬間、妖魔は既に全員の元に到達していた。そして、妖魔はその腕を振り下ろす。今だけは世界がスローモーションに見えて、数秒がまるで数分に感じた。ダメ。やめて。手を出さないで。お願い。神様。その人たちだけは。

「やめて—————————!!!!!!」

懇願する叫びも虚しく、妖魔は腕を振り下ろしていた。直後、耳に届いたのは普段絶対に耳にしない異音だった。そして目に映ったのは、人の姿を一部しかとどめていない友人だった。当たり所の問題だったのか顔の半分だけが残っていて、光の消えたうつろな目が、自分の方向に向いていて。死の恐怖が急速に迫ってくる。体が動かない。動けと命令しても石像のように全く動かない。身体が動くことを拒否している。足がもつれて力が入らない。命令を拒否する身体をよそに、友人たちは次々に襲われて命を絶たれていく。ようやく立ち上がれた瞬間、薙ぎ払いと同時に血飛沫が舞って誰かが転がり倒れてくる。その姿を見て、自分は誰かをすぐに悟ってしまった。もつれた足で必死に近づき、その体を起こしてみると。———間違いなくそれは、自分の大好きな親友だった。

言葉が出なかった。親友の傍にへたり込む少女の目に映る風景は、紛うこと無き地獄だった。
逆巻く炎と紅い水面に彩られた施設に、原形を失った見るも無残な人だったもの。充満する鉄の臭いが鼻を満たし、感情入り乱れる人々の狂乱する声が耳をつんざく。
胃液と血液がせり上がり、形容しがたい味が口内を支配する。受けた生傷が潮風に当てられて酷く痛む。薄れゆく意識の中、彼女は紅い水面に沈む冷えた親友を抱きながら、力無く項垂れることしかできなかった。
水彩のようにぼやけていく視界。頬を流れる液体は、血液なのだろうか。それとも涙なのだろうか。上手く息が吸えない。咳き込むように息を吐けば連動するように傷口から血が垂れた。痛い、苦しい、怖い。誰か、だれか……。
ここで意識を遮断してしまえば幸せだっただろうに、人間の持ち得る五感に伝わった凄惨な現状が、意識を手放すことを許さなかった。それは事が全て終わり救助が投入されるまで、惨状を根深く焼き付ける結果を招く。

残酷な事故に巻き込まれた彼女のクラスの生き残りは、彼女と親友のみという結末を迎える。しかも、親友は生き残ったとはいえ五体不満足、今は生死の境を彷徨っていると。
———でも、自分は生き残ってしまったのだ。あれだけ護ってみせると言っておいて、誰の事も護れず、誰の事も救えずに。挙句の果てには親友さえも危険な目に晒してしまって。
言いようのない後悔の念が沸き上がる。どうしてあの時、自分が犠牲にならなかった?どうしてあの時、逃げる選択肢を取れなかった?どうしてあの時、もっと上手く立ち回れなかった。どうしてあの時、…………。いくつもの並ぶ目が自分を見つめている気がする。助けを求める声が、悲鳴が脳にこびりついて離れない。鉄の臭いが消えることも、冷たくなった親友の感触が無くなることもない。これほどまでに夢であってほしい、と思ったことは無かった。信じたくなかったのだ。また朝になればいつも通りの日常が戻ってくると信じていたかった。だが自分に残る傷が、事故を取り上げるニュースが、人形のように眠る親友が。あの日は夢ではないなんて、まざまざと見せつけてきた。

いつしか彼女の持った"誰かをこの手で護りたい"という純粋な決意は"護れない自分は生きてはいけない"という呪縛へと変わっていった。無理もない。善性から成る無垢な少女に、間接的だろうが人殺しの罪を背負わせるのはあまりにも重すぎたのだ。自分だけが生き残った上に、皆の事を忘れて笑って幸せに生きるなんて赦されない。彼女が強くなるのは一つの償いで、一つの決意だ。……正しく言えば、償いだ決意だなんて大層なことを言っているが、根本は自己満足に違いは無い。どれだけ強くなろうが、死んでしまった人々は戻ってこない。親友が受けた傷も消えない。あの日起こった事実は、なにも覆らないのだ。それでも藁にも縋る思いで強くなることに執着した。妖魔を退治して誰かを護れなければ、自分に生きて良い理由は無いのだ。だから今日も、妖魔を退治に駆け出して征く。


——かくして少女は、護ることに憑りつかれた怪物と化した
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